2007-01-01から1年間の記事一覧

白菜とターサイとマッシュルームとカニ缶詰

ツクリタケ[Agaricus bisporus var. albidus]。いろんなタイプがありますが、今日のは東都生協で注文した白いやつ。 半分に割ってみると、 この仲間のキノコはヒダガピンクからさび色になるのですが、スーパーで売ってるようなやつは(写真のも含め)白い…

天の戸

東京では雨が降ったので、エノキタケやヒラタケなど生えるかも知れません。 本日のきのこは、マメホコリ。以前にも一度紹介したことがありますが、友人が屋久島で撮影してきてくれました。 そして、新しいやつ。 以前にも一度紹介したことがあります。 さて…

トマトと蕪

久しぶりにお料理。今日は、2時間ほどお散歩をして、偶然入ったコープ東京にハタケシメジの栽培物があったので、買ってきました。 ハタケシメジは、最初にどんな味か試すためにちょっとだけソテーにして味見して、それから、ナスとチンゲンサイと一緒に炒め…

灯油とガソリン

寒くなってきました。それにあわせたかのように、灯油の値上がり。 今日は、ニガクリタケ[Naematoloma fasciculare]。猛毒きのこで、一年中生えるらしいですが、よく見るのは晩秋でしょうか。 とても苦いのでどうして食べるのだろうと思っていたのですが、…

笑うな

笑うな 笑うよ うたのじかんに ことばの季節を おくるだろう このホコリタケの仲間は、2007年10月の撮影です。

いつの間にか12月。きのこも少なくなってきました。 10月に撮影したヒトヨタケの仲間の、傘。 手前のへりから微妙に黒っぽくインキ化しているのがうかがえます。 年末年始、『六ヶ所村ラプソディー』が各地で上映されるようです。 京都、神戸、千葉、名…

スス飯

スス飯といえば、コウタケご飯。 今年はコウタケの当たり年でした。といっても、図鑑にある標準的なコウタケでもシシタケでもなく、少し小振りの、見かけはケロウジに似た感じのもの。 でも、写真は、ヒラタケ[Pleurotus ostreatus]。雑木林にヌッっと生え…

お豆腐とオイスターソース

ノウタケ[Calvatia craniiformis]。脳のかたちの禿頭という学名だそうです。 そういえば、ラテン系の言葉では、禿はcalvoとか言いますね。 梅雨時から秋まで長い期間にわたって見られます。 10月に撮影した、若いノウタケ。 そして11月半ばに発見した…

冬来たるらし

東京も、「秋過ぎて 冬来たるらし」と言いたくなるような、週末からの寒さです。 北海道では、 さいはての 駅に下り立ち 雪あかり さびしき町に あゆみ入りにき といった歌を思い起こす方も多い季節ではないでしょうか(といっても住んでいる人にとって「さ…

むささびと鶴と

鶴齢というお酒があります。米は五百万石。新潟の青木酒造のお酒。 鶴の年齢。亀は千年、鶴は万年と言いますから、万年でしょうか。 阿佐ヶ谷のおそば屋さんにはおそばは「はじめつるつるあとかめかめ」という張り紙があったのを思い出します。 あっという間…

11月のルリハツタケ

しばらく前に、今年はルリハツタケ[Lactarius indigo]が大発生する年だったと書きましたが、11月に入ってもまだその姿を見ることができました。 ヒダの側は、 いずれも学名のindigoにふさわしい感じです。Lactariusは「乳の」でしょうか。別に群青色の乳…

クサウラベニタケとハタケシメジ

クサウラベニタケ[Rhodophyllus rhodopolius]。梅雨時から晩秋まで、関東周辺の里山にはうなるほど生えます。 よく知られ、中毒例も多い毒きのこ。 図鑑などでは、ヒダが最初白からピンク、肉色に変わるとあります。 ハタケシメジ[Lyophyllum decastes]…

気候不順

秩父ではつるし柿がつるされるようになっています。 でも、夜冷えないと、腐ってしまうのだとか。。。つるし柿を料理と呼ぶかどうかは微妙ですが、気候に大きく影響されるもののようです。 紅葉が昼夜の温度差が大きいほど赤くなる、というような感じでしょ…

酒造好適米 愛山

先週末はムレオオフウセンタケやアカモミタケが絶対出ているはずの季節だったのですが、台風と雑用できのこ採りにいけずじまい。 そこで、その1週間前のスギタケモドキ[Pholiota squarrosoides](たぶん)。写真で見えている柄の部分はすべっとしてますが…

野菜厚揚げで

ちょっと涼しくなってきたので、料理の傾向が変わってきました。 今日は、さつまいものみかん煮、かぼちゃとトマト煮。どちらも、調味料はまったく使わず、ただ少量の水と煮込むだけです。 それから、野菜厚揚げをつかったあんかけ風。 なぜか今も小さな実を…

ヒラタケ

本日は、ひらたけ[Pleurotus ostreatus]。スーパーでも栽培ものがたくさん売られていますが、秋から春、里山や公園でもふつうに見られます。 ナラタケのところでちょっと話しをしたシラカバの枯れた幹を切って横にしておいたら今年生えてきたもの。 スーパ…

もーいそがちくていそがちくて

今日は「目の回るような忙しさ」って感じでした。それで、天気さえ覚えてないのです(これは私にはめずらしい)。 で、本日のきのこはカラカサタケ[Macrolepiota procera]。 前にも一度紹介していますが、ちょうど2年前。 でも、2年前の紹介写真は夏のも…

ナラタケ

白樺。根が浅く、台風で倒れやすい木として知られています。きのこ的にはベニテングタケが共生する樹種として、有名。 昨年、週末に訪れる家の前に植えてあった白樺が枯れました。そこに昨年の秋生えてきたのが、ヒラタケ。去年の11月に紹介しています。 …

ウスムラサキシメジ

秩父の山は秋らしくなって、至る所きのこ採りの人でいっぱい。ハタケシメジがシーズンでナラタケやウラベニホテイシメじは少し遅くて、まだミヤマタマゴタケが残っていて、チャブクロがたくさん、オオザラミノシメジやスギタケなどが生えていて、ムレオオフ…

涼しくなったので

涼しくなると、ガラス製のぐい飲みから陶器製のぐい飲みに変えます。 お気に入りは焼き〆系で、備前と越前のものを気分によって。あとは、丹波の赤土部釉のものをたまに。 いつも疑問に思っていたのですが、私は、「熱燗」とか「ぬる燗」の美味しい飲み方を…

今年のパターン

このところ何年かに一度、同じような感じのきのこ発生パターンがあります。 厳密じゃないけど、特徴は ドクツルタケをはじめとする、テングタケの中でもちゃんとツボを持つきのこが10月になってもかなり見られること ベニタケの仲間が10月になってもかな…

きのこ観察会

『いのちと放射能』という本をふと買って読みました。筑摩文庫。柳澤桂子著。私は何でも「わかりやすい」という言葉をk好みません。 でも、この本はわかりやすさの点からも、情報の点からもとても良い本だったと思います。 論理とその表現もさえています。例…

ベジタリアンのギョウザ

友人が、ベニウスタケ[Cantharellus cinnabarinus]らしいものの写真を撮って送ってくれました。 とても、うれしい。そして、美しい。 たまたま、岩波秀穂さんという人の絵の展覧会を見たことがあります。その中に、「紅臼茸」という小さな絵があって、迷っ…

青煌

青煌(せいこう)は山梨のお酒です。武の井酒造。 山梨には、「春鶯囀のかもさるる蔵」とか「谷桜」とか「七賢」「大中屋」とか、よく知られている銘柄がいくつかあります。 青煌は美山錦をに「つるばら酵母」を使ったものとのことで、すっきりなめらか香り…

車と歩行者

巣鴨の地蔵通り商店街は、歩くのに適しています。お年寄りも気軽に歩けるよう、随所に座る椅子はあるし、歩道の高さも低くなっていて、便利です。 今日のきのこは、赤い不明菌。オーストラリア、ヴィクトリア州のメルボルンにあるGawa Wurundjeri aboriginal…

炒め物

北極の氷が恐ろしいまでに溶けているとのニュースがありました。一方、9月も後半に入ったのに、東京は30度を超える暑さ。オーストラリアでは慢性的な水不足が一層悪化しているようです。 本日のきのこは、ナラタケモドキ[Armillariella tabescens]。 都…

ちょっとリッチに

きのことしてはかわりばえしない、ヤマドリタケモドキ[Boletus reticulatus]とムサラキヤマドリタケ[Boletus violaceofuscus]です。 まずは、ヤマドリタケモドキ。 それから、ムラサキヤマドリタケ(ちょっとオデブの個体)。 どっちも、とってもかわい…

サルトル

こないだ、偶然入った小さな古本屋さんで新潮文庫版『水いらず』を発見。250円だったので買って久しぶりに読んでいます。 でも『水いらず』って、原題は「intimite」なんですよね。ちょっと今の語感だと『水いらず』というのはあわないような感じ。 本日…

源作印秩父ワイン

週末は秩父を回ってきました。きのこは全体に調子がわるく、ドクツルタケがぼろぼろになっていくつかあって、あとニガイグチを一本見たほかは、大きな地上生のものはありませんでした。 目についたのはハリガネオチバタケ、ノウタケ。 倒木や切り株系では、…

台風が関東を通過したため、大雨が降りました。埼玉県秩父地方では土砂崩れの恐れ、荒川が深谷周辺で氾濫危険水域を越えたとか。 何ともなくおさまるとよいのですが。 これできのこは生えるかな? ところが9月10月といろいろ忙しくて、9月末から10月上…