ちょっとリッチに
きのことしてはかわりばえしない、ヤマドリタケモドキ[Boletus reticulatus]とムサラキヤマドリタケ[Boletus violaceofuscus]です。
まずは、ヤマドリタケモドキ。
それから、ムラサキヤマドリタケ(ちょっとオデブの個体)。
どっちも、とってもかわいいですね。
さて、お料理。お尻が大きくなることを厭わず、これらのお料理はリッチに仕立てます。
2人前のレシピ。ただし、メインディッシュと考えてください。準備するものは、
- ヤマドリタケモドキ 4本から5本ほど。
- ムラサキヤマドリタケ 5〜6本。
- ジャガイモ 2〜3個
- ニンニク 二かけ
- オリーブオイル(パレスチナオリーブ) たっぷりめ
- バター(ちゃんとしたやつ) 大さじで2すくいくらい。たっぷりめ
- 塩(ゲランドのグロセルがよい)
- コショウ(できれば黒のちゃんとしたやつ)
- 生クリーム45%のやつ100ml
- 牛乳 100ml程度
まず、ヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケは、適当な大きさに切ります。単品のソテーよりも小さめに。写真のヤマドリタケモドキだと、柄は途中から半分に切って三枚におろす程度の大きさ。傘も四等分くらい。ムラサキヤマドリタケだと全体を四等分くらい。
ジャガイモは半分に切って1センチ程度にスライスして、下ゆでしておきます。
ニンニクはみじん切り程度に。
さて大きなフライパン(中華鍋がいいです)でオリーブオイルをたっぷりめに熱して、バターを放り込みます。
十分油の温度が上がったところで、ニンニクとヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケを入れます。
最初はあまりかき回さず、少ししてから、焦げ付かないように力強くシャッフルします。
ヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケ独特の香りが出てきて火が十分に通ったころに、塩を加えて、下ゆでしておいたジャガイモを加えます。
ジャガイモの周りがきつね色になったら、生クリームと牛乳を加えます。
あとは、適当なとろみになるまで火を通し、最後に黒コショウを振りかけるだけなのですが、とろみと火の通り具合を見て、必要なら牛乳を足します。
適当なところで火からおろして、ウェッジウッドのラニーミードのスープ皿に盛ります。
あとは、食べるだけ。
ヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケのリッチな香りがニンニク・バター・クリームとよく合います。とにかく、きのこをケチらないのがポイント。
あと、「ダイエット」などと考えないのがポイント。
赤ワインをあわせるのがおすすめ。
毎年、一回はやりたい料理。ヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケは、まず初物は単品でソテーにしますが、二度目以降たくさんとれたときは、この料理。
あー、今年もヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケをいただきました。来年まで、一休み、という気分にさせてくれる優れもの料理です。