2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ムレオオフウセンタケ

白秋に、「謀叛」という詩があります。ずっと昔、好きでした。 ひと日、わが精舎の庭に、 晩秋の静かなる落日の中に、 あはれ、また、薄黄なる噴水の吐息のなかに、 いとほのにヴィオロンの、その糸の、 その夢の、哀愁の、いとほのにうれひ泣く 読み方に注…

毒菌の横綱もう一つ

よく見かける猛毒菌として、以前、ドクツルタケを紹介しました。今日のきのこは、それと肩を並べる猛毒きのこ。 タマゴタケモドキ[Amanita subjunquillea]。ドクツルタケもタマゴタケモドキもテングタケの仲間。ちょっと落ち着いて写真を撮る環境でなかっ…

カラカサタケ

大きなきのこ。いろいろあります。ここで紹介するカラカサタケ[Macrolepiota procera]も、大きなきのこ。高さ40センチ、傘の直径が20センチにもなることがあります。 久しぶりに、千葉は鴨川に出かけてきました。採れたきのこは、ナカグロモリノカサ、…

マンネンタケ

秋たけなわ、きのこたけなわ、のはずなのですが、体調が悪い上に忙しくて、キノコ採りに行けていません。 今日ご紹介するきのこはマンネンタケ[Ganoderma lucidum]。漢方薬局なんかに、盆栽みたいに展示されていることがあります。 写真は、10月8日、小石…

コムラサキイッポンシメジ

秋。夏のきのこ写真のストックがまだまだあるのですが、季節感を出すために、秋のきのこ。 コムラサキイッポンシメジ[Rhodophyllus violaceus]。都内の某公園で2005年10月8日に撮影したものです。 ほとんど雨の暗い日だったのですが、一瞬明るくなったので…

ホンシメジ

秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風のおとにぞ 驚かれぬる 敏行 昨日8日は、関東で30度近くまで気温があがったそうですが、風は秋。 夏のきのこ紹介を続けてきましたが、季節感を失わないように、すこし秋のきのこを紹介します。秋たけなわの幻の名菌…

シロソウメンタケ

とても長いこと書けませんでしたが、そのあいだ、きのことりに行っていたわけでもありません。ただ、写真をためていたコンピュータが不調だっただけなのです。 イラクのきのこが放射能を吸収している可能性については、「科学者のたまご」さんが、きのこは種…