カラカサタケ
大きなきのこ。いろいろあります。ここで紹介するカラカサタケ[Macrolepiota procera]も、大きなきのこ。高さ40センチ、傘の直径が20センチにもなることがあります。
久しぶりに、千葉は鴨川に出かけてきました。採れたきのこは、ナカグロモリノカサ、カラカサタケ、チチタケ、そして猛毒のタマゴタケモドキなど。フウセンタケの仲間とヌメリツバタケモドキ、ホコリタケ、エリマキツチグリもありました。
写真のカラカサタケは、7月中旬に埼玉県で撮影したもの。夏から秋まで、長い期間にわたって生えます。
食べられますが、生ではダメ。また、近い仲間にオオシロカラカサタケ、ドクカラカサタケという毒のきのこがありますので、注意しましょう。
傘の表面を見てみると・・・
傘はふかふかしていて、握って離すともとにもどります。
植物学者の牧野富太郎は、
にぎりたけ にぎりがいなき ほそさかな
という句を残しています。この「にぎりたけ」はカラカサタケのこと。