2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

イヌセンボンタケ

一つ一つは、とても小さいきのこのイヌセンボンタケ[Coprinus disseminatus]。 6月半ば、秩父の沢沿いの倒木にびっしりと生えていました。写真は、その一部。 写真を撮っているときに通りかかった子どもと引率の大人のグループ。大人の一人が、「食べられ…

カワリハツ

ベジタリアンの人が、ある種のきのこを、よだれが出るほど食べたがる理由の一つは、通常、野菜では決して得られない歯ごたえ(肉の誘惑)にあるそうです。 そんな観点から好まれるのは、ヤマドリタケモドキやモミタケ、ムレオオフウセンタケなど。 一方、ハ…

春から梅雨にかけて

梅雨がなくなったかのような暑さです。一般に、きのこは秋のものと思われがちですが、一年中生えます。 また、8月20日を中心として、秋と春に対称的な時期に生えるものも多いという説もあります(たとえば9月20日頃生えるものは7月20日頃にも生える…

ベニタケの仲間

昔から食べられているきのこに、ハツタケがあります。やまぶき色みたいな色で、漏斗型の傘で、肉質がもろく、傷つけるとその部分が青っぽく変色します。 高浜虚子が、 はつたけを 山浅く狩りて 戻りけり という俳句を作っています。 その通り、ハツタケは、…

「笑顔で親切」なサービス

まったくの偶然で、「本屋の店員とサービス」というWebエッセイを読みました。このエッセイ、最後のほうに、岩波の「世界」を知らない本屋の店員さんに声をあらげてしまったとあり、「世界」を有名誌と言うところの含意は賛同しないのですが(どちらかと…

アワタケ

普通、傘のあるきのこの傘の裏はひだひだになっています。けれども、イグチの仲間[Boletaceae]は、ひだのかわりに、スポンジ状になっています。 写真のきのこは、アワタケ[Xerocomus subtomentosus (L.: Fr.) Quel]↓ 東京都内の公園のスダジイの洞の中に…

セキュリティ社会

最近は「SECOM」なる会社が大流行だそうです。治安への不安が煽られていて、そのために、セキュリティが心配というのが背景らしいですが。。。 そのうち、日本にもフィリピンのように、お金持ち地区は傭兵とみまがう警備員で囲まれたプール付き邸宅地区…

ツマミタケのニオイ

前回、ツマミタケというきのこを紹介しました。今回は、ツマミタケの「ニオイ」をビジュアルに示す写真を一つご紹介します。 こんな感じ↓ これも大画面だと迫力があるものを、ファイルの大きさの都合でぐっと小さくしています。 それにしても、いかにも「臭…

ツマミタケ

小さい頃はぷよぷよしたボール状。頭が割れたと思うと強い臭いのある粘液に覆われた頭とスポンジ状の茎がニョキニョキ。 そんなきのこの仲間があります。以前紹介したカニノツメもその仲間。 本日紹介するのは、ツマミタケ[Lysurus mokusin (L.: Pers.) Fr.…

老キララタケと老コキララタケ

雨続きで色々なきのこが出始めましたので、まず、このところ2度にわたって紹介してきました、キララタケ/コキララタケの、老いて倒れちゃったやつをお見せします。 まずは、これ↓ 二回前のキララタケのなれの果てです。 次に、前回紹介した、美しいコキラ…

コキララタケ

前回、キララタケのへちゃったのを紹介しましょうと書きましたが、今度はコキララタケ[Coprinus radians]。6月2日、東京都内の児童公園にて。 写真的には、もっと背景をゆったりとったほうがいいのでしょうが、サイズを小さくしながら、このくっきりした…