2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

トリュフ

パリ、パンテオンの裏に、市場で有名なムフタール通りという通りがあります。観光客も多いのですが、美しく並んだ野菜や果物、そして季節にならぶ山のようなジロールやセップは圧巻。 そのムフタール通りからちょっと入った横道に、La Truffiereという、キノ…

Quoth the raven

ちょっときのこは一休みして、本日はカラス。鴉と書くと、なにやら謎のような賢そうな、そのカラス。 木の穴に潜む芋虫を小枝で釣り、水道の蛇口を回し、堅いクルミの殻を車を道具に割り・・・そう。 つまり賢いカラス。 ちょいと「我思う故に我有り」みたい…

怪しい雲行き

本日のきのこは、ヒメカタショウロ[Scleroderma areolatum]。昨年秋、東京都下の公園にて撮影。 このところ、写真の表示幅を調整せず、ブラウザによってははみ出しまくりですみません。写真、被写界深度不足で、そのため、まるで曇ったガラス越しにきのこ…

梅の季節

梅・桃・桜・杏仁・梨・林檎。いずれもバラ科の植物。 英国では、暗く寒く湿った冬の終わりに杏仁の花が開きます。それから、待ちに待った、暗く寒く湿った春がやってきます。 日本で見かけるバラ科の花では、私は桃・梅が好きですが。 桃之夭夭 もものよう…

春一番が吹いた日に

春の岬 たびのをはりの鷗どり. うきつつ遠く なりにけるかも 30年以上も前、父の蔵書の一つにあった東京創元社刊の詩集『春の岬』、三好達治。戦争中はご多分にもれず戦意高揚詩なども書いていたはず、というのは、はるか昔の恋人から教わったこと。 とい…