春一番が吹いた日に



春の岬 たびのをはりの鷗どり. うきつつ遠く なりにけるかも


30年以上も前、父の蔵書の一つにあった東京創元社刊の詩集『春の岬』、三好達治。戦争中はご多分にもれず戦意高揚詩なども書いていたはず、というのは、はるか昔の恋人から教わったこと。


というわけで、本日、関東では春一番が吹いたそうです(私はちょっと体調を崩して一日ふせっていましたが)。


そこで春一番になびく、ふさふさをいくつか。


まずは、おなじみムレオオフウセンタケ。傘と柄を若いときにつなぐ綿状の「つば」で、フウセンタケの仲間によく見られるもの。





ついで、このところときおり通販でものを買っている、エコロジー雑貨ももんがさんのぽぽみ店長(秋田犬)の首のところのふさふさした毛。





少しだけ、固ゆでしたあとでのびてしまった縮れそうめんのような感じですねぇ。


おなじくぽぽみ店長のつま先のアップ。





どこからともなく、ゲゲゲの鬼太郎の主題歌が聞こえてきそうな感じです。あるいは、忙しくて髪を切るヒマのなかった、養老孟司大先生とか・・・


というわけで、それを少し遠くから見ると、ちゃんと足に見えます。





これまでの記録では、春一番の翌日は冷え込むことが多いそう。予報では、明日は朝は暖かいものの、昼になっても気温があがらず、寒い一日となるそうです。


さて、みなさんはどのふさふさにくるまりたいですか? とはいえ、毛皮のコートを買うときには、ご一考を。