2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

エノキタケとパウミットのサラダ

エノキタケは野生のものが抜群で、お店で買える栽培のひょろひょろエノキは味を剥奪されたものだった、と書いたことがあります。それでも、多くの人は野生エノキを採らないでしょうし、栽培エノキを食べることが多いだろう、ということで、栽培エノキを使っ…

クヌギタケ?

たぶんイヌセンボンタケ[Coprinus disseminatus (Pers.: Fr.) S. F. Gray]ではなく、クヌギタケ[Mycena galericulata (Scop.: Fr.) S. F. Gray]と思うけれど、この手のキノコは、横に並べて比べないと、肉眼だけでの同定はとってもしにくいです。 切り株…

掲載キノコ和名一覧

以下では、各キノコについて、それなりにまとまった記述のあるページへの参照を示します。順次、拡充していきます。なお、写真の掲載がないものもありますが、ご容赦下さい。 未同定菌・不明菌 緑色の 紅色の(1) 紅色の(2) 紅色のベニタケの仲間 橙色…

アラゲキクラゲ

中華料理やラーメンに使われる有名なキクラゲの仲間。一般に、キクラゲと区別なく、乾燥したものが流通しています。アラゲキクラゲ[Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.]は少しキクラゲよりもかたくて、生えるとき木に癒着しているほうの面に、荒い毛が…

アカモミタケは・・・

関東周辺では、アカモミタケ[Lactarius laeticolorus (Imai) Imaz.]は、10月後半を中心に生えます。モミの仲間の木の下に。きれいなオレンジ色の、優しい雰囲気のきのこ。 きれいですが、モミの樹下に生えるため、小さな葉っぱが傘に、柔らかい土が根元に…

トラバる・・・

って、いったいどうやればよろしいのかしら……と悩める犬、ということにしておこう。 本当は、考えているのか、考えているふりをしているのか、はたまた、彼女は考えているのではないかという考えを人間側が彼女の顔に投射しているだけなのか。 日の光をいっ…

モミタケ、やはりソテー

2004年10月17日、約20年ぶりに、モミタケ[Catathelasma ventricosum]を採りました。一本だけ(ちゃんとしたカメラがなかったので、普段以上にヘンな写真)。傘の径20センチくらいのもの。 宮城県仙台地方では、「センダイサマツ」と呼ばれて人気のきのこら…

中国野菜とフクロタケのスープ風

フクロタケ[Volvariella volvacea (Bull.: Fr.) Sing. var. volvacea]は中華料理でよく使われるキノコ。普通に売っているものは、ウズラの卵大のつぼみを缶詰にしたもの。中華料理でお馴染みの方も多いと思います。なかなかキュートで歯触りもよく、美味で…

ニガクリタケ

ニガクリタケ[Naematoloma fasciculare (Hudson: Fr.) Karst.]は、割とどこにでもある、そして割と毒性の強い毒キノコです。死亡例もあるそうです。同じモエギタケ科でも、クリタケ[Naematoloma sublateritium (Fr.) Karst.]は食べ方によっては優秀な食…

茸採りの季節なのに

茸採りの季節なのですが、時間が取れず、特に今日は心が落ち着きません。というのも、ときどきチェックするこのブログに、イラクのことが書いてあったから。 そして、ニュースで盛んに伝えられている、ファルージャの町にアメリカ軍が行なっている攻撃が、た…

君の名は(2)

命名:磨かれ男茸 読み:ミガカレオトコタケ 学名:Musculina Polida 2004年11月7日、松の木の下に生えていました。直径は10センチほど。磨かれた男のイメージそのままなので、「磨かれ男茸」と命名。ノウタケのようですがノウタケではありませんで…

鍋とラーメン

少し季節が早いのですが、2004年11月3日(水)、えのきたけ[Flammulina velutipes (Curt: Fr.) Sing.]が生えていました。写真はピンボケですが、立派に育ったもの。えのきたけもそうですが、なめこ、くりたけなど、晩秋によく生えるきのこは、鍋によく合い…

君の名は?

酒は、あまり量を飲める方ではありませんが、料理に合わせて酒を選ぶのは、とても好きです。 特に、ワインと日本酒。凡庸ですが。 日本酒は4合瓶1500円程度のものの中に、ここ10年ほど、随分美味しいものが増えてきたように思います。一升瓶だと23…

クロダイコクのソテー

標準和名はムレオオフウセンタケ。関東地方の広い範囲でクロダイコクあるいはオオシメジといった愛称で親しまれています。10年近く前、秩父で「かいじ」という名で店先に並んでいたこともあります。学名は、Cortinarius Praestans。 多くの図鑑に、石灰質…

馬の糞茸

茸採りの日記を付けようかなと思い立ち、このブログを始めてみました。今年は、梅雨の不在、夏の激しい暑さと雨不足で、東京周辺の低山は、茸の出具合が、どうも不順でした。 10月に、カラカサタケ、コガネタケそして様々なテングタケの仲間を見かけました…