モミタケ、やはりソテー

モミタケ



2004年10月17日、約20年ぶりに、モミタケ[Catathelasma ventricosum]を採りました。一本だけ(ちゃんとしたカメラがなかったので、普段以上にヘンな写真)。傘の径20センチくらいのもの。


宮城県仙台地方では、「センダイサマツ」と呼ばれて人気のきのこらしいのですが、乱獲がたたって、最近は減っているとのこと。


とっても大きくて目立つので、採られやすいし、大きくて目立って採られやすいから、胞子を十分飛ばすくらい育つまで待たずに見つけた人は採っちゃって、そして見つけるためにさらに小さなものを探そうと、ありそうなところをかき回して環境まで壊してしまう、というところか。


わりと北の方のきのこだと思っていましたが、東京から東の方にいった里山のモミの木のところにありました。


きのこの本によっては、「あっさりしていてあんまり味がない」などと書いてあります。でも、傘と柄を切り離して、柄はスライスして、バターでソテーして塩コショウをふると、とても美味。とりわけ、傘が美味です。


以前紹介したムレオオフウセンタケ(クロダイコク)は、埼玉とかの一部で店先に並ぶことがあるけれど、モミタケが店先にならぶのを関東周辺で見たことはありません。富士山まで行くと、別なのかな?


その意味では、お金を出しても手に入らないきのこ。いいでしょう。。。うらやましい?


ちょっと暗いけど、もう一つ写真を[一緒にいるのはアカモミタケコガネタケ]。