ニガクリタケ

ニガクリタケ



ニガクリタケ[Naematoloma fasciculare (Hudson: Fr.) Karst.]は、割とどこにでもある、そして割と毒性の強い毒キノコです。死亡例もあるそうです。同じモエギタケ科でも、クリタケ[Naematoloma sublateritium (Fr.) Karst.]は食べ方によっては優秀な食菌[鍋とラーメンを見てね]ですが。


クリタケは街中ではほとんど見かけませんが、ニガクリタケは街中でも比較的普通に見ます。多く切り株から生えます。写真のニガクリタケは、2004年11月3日、山手線の内側にある、とある公園で撮影したもの。最近では、ニガクリタケと言われてきたものは、もう少し細かく種類がわかれているようです。


噛んでみるととっても苦いので、わかりやすいキノコ。下手だけれど、もう一つ写真を示しておきます。レモンイエローから緑がかったレモンイエロー、黄色といった感じの色合い。





そんなわけで、特に取り上げていろいろお話するタイプのキノコではないのですが、実は、小さい頃どこかで採ってきたことがあって、図鑑で調べて噛んでみてニガクリタケだとわかったことが何故か記憶に強く残っていて、なんとはなしに、懐かしいキノコなのです。


話かわって、相変わらずファルージャのこと。1000人もの人々が殺されたというニュースが中日新聞にありました。普通の人々を殺すことがあたりまえになる世界はやっぱり恐ろしい、と思っています。