エノキタケとパウミットのサラダ



エノキタケは野生のものが抜群で、お店で買える栽培のひょろひょろエノキは味を剥奪されたものだった、と書いたことがあります。それでも、多くの人は野生エノキを採らないでしょうし、栽培エノキを食べることが多いだろう、ということで、栽培エノキを使った料理を紹介します。


「エノキタケとパウミットのサラダ」。ちょうど本日のお昼に食べたやつ。


用意するもの:

  • レタス
  • トマト(デルモンテとかのじゃなくて、ちゃんとしたやつ)
  • 紫タマネギあるいは普通のタマネギ なくてもよい
  • パウミット
  • オリーブ・オイル
  • エノキタケ(とはいえ茶色のタイプがよい)
  • 新鮮な水菜(オプション・お好みでどうぞ)
エノキタケ以外の素材を適当にシャキシャキ(シャキシャキだよ)切る。エノキタケは、さっと(本当にさっと)茹でる。普通のタマネギの場合には、お好みで、少し水にさらしてもよい。


で、大きなお皿に適当に配置する(交ぜるんですね)。


上質のオリーブ・オイルをたっぷりかけて、いただく。


問題は、ふたつ。


一つめは、パウミットとは何か? パウミットとは、ブラジルで定番の、ヤシの若芽。たけのこ(根曲がり)の水煮みたいな、味は少しアルチチョークみたいな、そんな感じのもの。


水煮の瓶詰がブラジル食料品店などで手に入ります。私は、たまたまCasa Verdeという小さなブラジル用品店の近くに住む友人がいて、その友人に買ってもらってます。


二つめは、「上質のオリーブ・オイル」。イタリアのどこどこ、とか色々騒がれていますが、これまでで抜群だったのは、「パレスチナ・オリーブ」。家の近くの小さなお店に置いてあって、高いんだけれど、その価値ありの一品。


今、ネットで調べてみたら、通販もやっているようです。フェアトレード品なんだそうな。


きっとある質問:塩はいらないの?


わかりません。私が使っているパウミットは塩水で茹でたものの瓶詰なので、パウミットを潤沢に使ってサラダの構成要素(!)をほどよくバランスして口に含むと、それだけで十分な美味です。人によってはもう少し塩を足したほうが、という人もいるかもしれませんが、成人病にご注意を。


きっとある質問2:エノキタケは野生のでもいい?


このサラダの場合は、栽培ものの味のないほうがいいです。全体にやんわりとした味のバランスを楽しむものなので。あと、エノキタケの場合、少し鉄さびのような臭いが強いものがありますが、そうでないほうが、美味。


きっとある質問3:エノキタケを使う必然性はあるの?


実は、ありません。でも、ここはキノコをテーマにしたページなので・・・あえて工夫してみました。エノキタケないほうがうまいやないか、と言う方もいるかもしれません。