アラゲキクラゲ

アラゲキクラゲ



中華料理やラーメンに使われる有名なキクラゲの仲間。一般に、キクラゲと区別なく、乾燥したものが流通しています。アラゲキクラゲ[Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.]は少しキクラゲよりもかたくて、生えるとき木に癒着しているほうの面に、荒い毛が生えているのでこの名前。


東京都内のいろんな公園で、キクラゲもアラゲキクラゲもよく目にします。いずれも、梅雨どきがいちばん多い印象がありますが、基本的に年中見られます。写真のアラゲキクラゲは、2004年11月20日(土)に小石川植物園で撮影したもの。





こちらの写真をよく見て下さい。下に小さな生えかけのキクラゲと、右下奥にピンボケで、溶けてしまったやつが見えます。


アラゲキクラゲ(今回は量もないし気分が乗らなかったので採らなかったけど)のお奨め料理は、鷹の爪を刻んで、ごま油で炒めるもの。


また手が込んでいない安直料理ですが、これはなかなかに美味です。


あとはアラゲキクラゲと炒り玉子丼。たんにアラゲキクラゲをきちんと炒めて(やっぱりちょっと鷹の爪とごま油、塩)、それから醤油で味付けしたかき玉子を落として、玉子はあまり炒りすぎないよう半熟くらいで火を止め、ご飯にのせる。


それだけ。


お好みで、三つ葉あるいは香菜あるいは海苔をちらすといいです。