きのこ観察会



いのちと放射能』という本をふと買って読みました。筑摩文庫。柳澤桂子著。私は何でも「わかりやすい」という言葉をk好みません。


でも、この本はわかりやすさの点からも、情報の点からもとても良い本だったと思います。


論理とその表現もさえています。例えば、放射能に関係する仕事をしている人の「許容量」について、「これくらいなら大丈夫」ではなく「これくらいなら仕方ないだろう」と表現しているところなど。


六ヶ所村ラプソディー」を見て気に掛かっていたところ、整理にもとても役立ちました。


本日、珍しく「きのこ観察会」なるものに参加してきたのですが、茸の中に(放射性)重金属を蓄積するものがあることなどを思い出しつつ見てきました。


さて、そのきのこ観察会。埼玉県の県民の森で行われたもの。


「小雨決行」ということで行われたのですが、小雨というよりもだいぶん強い雨で、かなりぬれてしまいました。また、それほどめずらしいきのこもなかったのですが、それでも大変充実して、楽しみました。


とくに、インストラクターの方が木の専門家で、林や木に関するちょっとした話しはとてもおもしろいものでした。


みんなで集めたきのこは、ドクツルタケ、フクロツルタケ、タマゴタケ、ガンタケ、クロタマゴテングタケ、シロタマゴテングタケなどテングタケの仲間、チチタケやベニタケの仲間、ニセアシベニイグチやコガネヤマドリ、ウラグロニガイグチなどイグチの仲間、フウセンタケの仲間、ウラベニホテイシメジクサウラベニタケなどイッポンシメジの仲間、それにホウキタケの仲間、などです。


いくつか、写真映えのする小さなきのこもありました。ビョウタケなど。


10月14日にも行われるようですが、東京周辺の方にとっては、雨でなければ、近いですし、なかなかのオススメです。


というわけで、写真は、フウセンタケの仲間についてよく図鑑などに書いてある「くもの巣状」のつば、それから、キチチタケの黄色い乳液。








みんなで採ると、同じ種類でもいろいろな形態のものが採れるので、観察するには便利です。