ウスムラサキシメジ



秩父の山は秋らしくなって、至る所きのこ採りの人でいっぱい。ハタケシメジがシーズンでナラタケやウラベニホテイシメじは少し遅くて、まだミヤマタマゴタケが残っていて、チャブクロがたくさん、オオザラミノシメジやスギタケなどが生えていて、ムレオオフウセンタケやアカモミタケなどはようやく少し顔を出した感じ。


たまたま、ムラサキシメジ1つとウスムラサキシメジらしきものが別々の場所で見つかったので、それについて。


ムラサキ色のきのこには毒がないと言われてきました。これも、イグチの仲間には毒がないというのと同じく、迷信なわけですが。1993年頃、梅雨時にムラサキシメじそっくりのきのこを採ったことがありました。


でも、ちょっと違うような。図鑑にも載っていなくて、困っていたところ、1998年に出た『青森のきのこ』(グラフ青森)に出ていて「これだ」と思ったのが「ウスムラサキシメジ」。


ムラサキシメジに似た臭いですが、「刺激臭」」と言われる臭いがあります。そして色が薄い紫(ただし、ムラサキシメジも個体によって色が大きく違いますし古くなると色あせるので色は信じられません)。


まずは、たぶんウスムラサキシメジ[Lepista graveolens]。





またもバッテリーが切れかけてあせってちゃんとした写真になってませんが。。。


次に、一つだけ見つかったムラサキシメジ[Lepista nuda]の写真。





ムラサキシメジも生で食べると毒だけど、ウスムラサキシメジはとにかく毒だそうです。