空心菜(エンサイ)
緑の菜っ葉。
小松菜・水菜・ちんげん菜・ター菜・大根の葉・野沢菜などはどれもアブラナ科。シュンギクはキク科。ホーレン草はアカザ科。
そんな中、夏に元気な菜っ葉と言えば、最近ぼちぼちと広まってきた空心菜(エンサイ)。ヒルガオ科の野菜で、タイ料理やベトナム料理、マレーシア料理、南の方の中華料理でよく見ます。
空心菜のよいところは、英語で「cut and come again」(何て英語は即物的な言葉なんでしょう)と言われる通り、下の方の脇芽を残して育った部分を収穫すると、繰り返しまた育つこと。
おうちの小さなベランダに置いたプランターで育てています。本日、5回めの収穫をしました。
大きさの目安として、ザルの直径は22センチです。
夏前に種を捲き、水をたっぷりやると夏、元気に収穫できます。途中から切ると少し粘性のある白い液が切り口から出るのは、元気な証拠。
育てやすく、栄養豊富でとても美味しい緑黄色野菜。
茎の太いところは固くなっていて、一方葉っぱはやわらかいので、まず、太くて固いところは5センチくらいの長さにしたあと、縦に細く切ります。
中華鍋に油をひいて、固いところを入れてさっと炒め、少し後に葉っぱの部分を入れます。
味付けは、ニョクマム/ナンプラーか、発酵豆のタイ風お醤油。
西部秩父の駅前から秩父鉄道お花畑駅に向かう途中に「スワンナーキッチン」というタイ料理屋さんがあります。
夏のあいだ、スワンナーキッチンでは、店主の自宅で有機栽培している空心菜の朝摘みのものを提供していて、ハっとするほど美味。
ここで一首。
東京から秩父におでかけの際は、日帰りでも、夕食をスワンナーキッチンで食べて遅めの西武線(あるいは車で遅めに)で帰宅というのも、一つの手です。ぜひお試しを。
店がため 夏の庭に出て 空心菜摘む
我が衣手に 蚊はとまりつつ
(ホウボウノテイダロウ)
とのんびりしているあいだに(昨日から熱っぽかったこともあり)、採集生活さんのところは、きのこ大収穫。すばらしいですね!
http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/c/793767639721a454caa27178f3dd4db1