オオワライタケ



シビレタケやワライタケなど、PsylocybeやPanaeolus周辺のきのこは、法律により麻薬扱いで、持ち運んだりしてはいけないことになりました。


オオワライタケは、「ワライタケ」とはありますが、ちょっと違う、フウセンタケ科。学名は、Gymnopilus spectabilisと言います。





都内の某大学キャンパスにわっさわっさと生えていました。この株のほかに、4株、同じ木の根元に。


苦味を持った毒キノコ。


「幻覚、視力障害などの中枢神経系の中毒を起こすとされて」います。シロシビン(シビレタケの毒)が検出されたり(米国)されなかったり(日本)らしく、「苦味成分のジムノピリン類が、マウスの中枢神経系に作用を及ぼすことがわかっている」とのこと(学研『日本の毒きのこ』)


はたから見ていると狂騒状態になり踊ったり笑ったりするそうですが、中毒した本人は苦しいんだそうです。


清水大典・伊沢正名『きのこ 見分け方・食べ方』によると、「東北・飯豊山麓の村落では・・・・・・オトコマイタケ、またはドコの愛称のもとに、ゆでこぼし、一昼夜ほど水にさらし、油を使った甘辛煮とする」そうです。


でも、毒。