ヤマドリタケモドキとニガイグチモドキ



ヨーロッパでは美味なきのことして有名な、ヤマドリタケ[Boletus edulis]。フランスやスペイン、イギリスでは「セップ」(イギリスではペニーバンとも)、ドイツではスタインピルツ、イタリアではポルチーニと呼ばれ、夏から秋にかけて市場に並んでいます。


虫が入りやすい季節のきのこなので、ウィーンの市場では、少し大きめのスタインピルツに「虫」が入っていないことを示すため、縦半分に切ったものを売っていたりします。


乾燥品は一年中出回っていますが、フレッシュなものが出回る季節、地元の料理屋さんで食べるのは、なかなかのお味。


ジュネーブ湖畔の公園の中にある、ジュネーブ湖を見下ろすレストランのテラスで、出たてのセップを食したことがあります。クリームとバターをからめた、ソテーでした。


それと風味もかたちもよく似たのがヤマドリタケモドキ[Boletus reticulatus]↓。





ところで、小さい頃はがっしり感もちょっと似た感じのきのこにニガイグチモドキ[Tylopilus oefelleus]があります↓。





すぐに違いは分かるのですが、でも、はじめのうちはわかりにくいらしく、むかーしきのこ採りに連れていった人は、間違ってしまいました。


ニガイグチモドキの方は、「なんとなく、おいしそうくない」感じ。そして、チョー苦いのです。


ところで、前にも書いたことがありますが、ソテーにしてみると、そのときは、困ったことになかなかよい香りをたてます。


ですから、要注意! 間違って料理に入れると、もー、ニガクテニガクテ、料理全体がまったくどうにもならなくなるそうですから。


悲しいニュース。イスラエルがカナを爆撃して、50人以上も人が殺されたとか。しかも、そのうち30人以上が、子どもだったそうです。


「関係のない一般市民を殺すことは、自衛行為ではありません」ということで、署名を集めているサイトを、知人が紹介してくれました。日本語でわかりやすい説明がありましたので、ご紹介いたします。


関西圏では、ヤマドリタケモドキが出盛りだそうです。私は、お仕事が忙しくて、なかなかきのこ観察に行けません。


今週末こそは・・・。