キヌガサタケ



夏になりました。前回の日記で「今週末こそは」と書きましたが、きのこはほとんどないし、暑くて写真を撮る気もしないし・・・・・・


そんなわけですから、梅雨時真っ最中に撮った、キヌガサタケ[Dictyophora indusiata]の写真。


大雨で、蚊に追われながら、やけっぱちになって撮ったので、白は飛ぶし、焦点はあってないし、ですが。





この個体では、頭のところについている深緑茶灰色のネバネバした、臭い部分(グレバ)が、ほとんど雨で流れてしまっています。


キヌガサタケは、グレバを洗い流して、茹でて、乾燥したものを、お料理に使います。


中国料理では、ツバメの巣などとともに、高級食材。


上海や香港では、おみやげとして売っています。


日本でも、池袋東武の上に昔あった(今もあるかも)ちょっと高級な中華料理屋さんで、キヌガサタケのスープ、というのがありました。


友人が、中国からかなりの量を買ってきた折りに、キヌガサタケのスープを作ったことがあります(そのときは、なんと「コウタケ」の乾燥品もおみやげに買ってきていました。コウタケが一番高かったとのこと)。


簡単なレシピ。


・干キヌガサタケ(適当な量。一人一本?)
・干し貝柱をもどす(スープベース)。貝柱は適当にほぐす。
・水溶き片栗粉適量。
チンゲンサイあるいはターサイ(あまり多すぎないように)。
・塩・しょうゆ少々。


で、スープを作って、水溶き片栗粉でとろみをつけます。


「スープ」って感じと、キヌガサタケの「あんかけ」って感じの間くらいのところが、一番よいところ。


アミガサタケもそうですが、キヌガサタケも、一度にたくさん採れないときは、乾燥させて、少しずつためておくのも、手です。