ならたけ



友人の案内で、文京区にある東大キャンパス内を散策してきました。


カンゾウタケでもあるかな、と思ったのですが、発見したのはナラタケ[Armillaria mellea]。





昔からおいしい茸だけれど、消化に悪いから食べ過ぎないよう言われてきたきのこです。


でも、最近の図鑑類では、胃腸系の中毒を起こす軽い毒があるという記述になっています。


もう一つ、これまで「ナラタケ」と言われてきたものは、ナラタケ、ワタゲナラタケ、オニナラタケ、キツブナラタケなどいくつかの種類にわけるべきということになってきました。


中でも、オニナラタケとナラタケは中毒を起こす可能性がある、と。


さて、写真の株のほかに、近くに合計3株みつかって、その一つは、常緑広葉樹の根元に生えていました。


樹を枯らすため、林業の害菌としても有名なナラタケ。それが勢いよく生えている、ということは、ちょっと木が弱っているということです。


すこーし、心配。