ナラタケ



ナラタケ[Armillariella mellea]。切り株などに大量に生える、味の濃いきのこです。ただし、生で食べると毒。料理しても、消化に悪いので食べ過ぎないようご注意下さい。


人気があるせいか、いろいろな名前がついています。北海道の広い範囲では、「ボリボリ」。


最近の研究で、ふつうにナラタケと言われていたものは、数種類に分かれるのでは、ということになっているようです。





これは標準型でしょうか。10月最後の週末に秩父で撮ったもの。つばがあります。なんとなく、綿状のつば。傘には微妙なぽつぽつ。


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といっても、分析的に個体を同定するためには、あまり役立ちませんが。


英語では「Honey Fungus」といいます。「蜜のきのこ」。わりとおいしいと考えられているのでしょうか。


料理は、何でも。おみそ汁、鍋、佃煮など。佃煮のときは、水がいっぱいでますから、水はほとんどつかわず、お酒とみりんと醤油くらいで。


里山を切り開いて住宅地に造成中のところなどにある切り株に、うんざりするほど出ます。イギリスでもうんざりするほど出ます。


春にも、夏の終わりから晩秋にかけても、出ます。


私は10代前半くらいまでに、このきのこを食べ過ぎたせいか、20代半ばまで、きのこは採るけどほとんど食べないで過ごしました。