ハタケシメジ



以前紹介したホンシメジは、ホンシメジをモチーフにした和菓子でした。


今日のきのこハタケシメジ[Lyophyllum decastes]は、和菓子ではなく山で(というか山道の脇で)見つけたきのこ





以前、クサウラベニタケとともに、ちょっとだけ紹介したことがあります。


地下の埋もれ木に菌糸の本体があって、そこからきのこを出すそうで、たとえば雑木林を切り開いて作った大学キャンパスなどによく生えます。


そのため、森林の荒廃などで自然のきのこは全般に減っている中、発生が増えているきのこだとか。


英国では、墓地(といっても低い雲が暗く広がり雨まじりの冷たい風が吹きつける暗い『嵐が丘』風の墓地ではなく芝生に墓石が平に埋め込まれ皆が少ない晴れ間にピクニックをするような墓地)などに、よくあります。


でも英国のものと日本のものはビミョーに違うような感じで、実際、同一種であるかどうかは「今後の検討を要する」のだそうです。


案外おいしいきのこです。


ちょっとしか採れなかったときは、バター焼き。醤油をたらします(こればっかり)。


沢山とれたときは、「福来純みりん」と純米酒、醤油をつかって佃煮に。それをほどほどに炊いた白米のご飯にあとで混ぜ込むと、相当おいしいきのこご飯ができます。


あるいは、七分づき米のご飯のお供に。