アミガサタケを乾かす



前回のブログで、アミガサタケは「乾燥したものをもどす」と書きました。しいたけもそうですが、アミガサタケも一度乾かすと、味わいが深まります。


そこで、乾燥について、少し。


必要なもの:

  • フレッシュなかっこいいアミガサタケ(本当はかっこよくなくてもOK)
  • 太陽の光、あるいはデロンギ(イタリア製オイルヒータ)、あるいは両方
  • 時間



フレッシュなアミガサタケは、例えば、こんなやつ(写真がボケボケだけど)↓





これをデロンギの上に洗濯物乾しをとりつけ、その上に乗せて、数時間たつと、次のようになります(上の図で左真ん中の杉の木のようにかたちのいいやつが、下の図のど真ん中のものに、上の図で右端にでんと縦に居座っている大きなやつが、下の図の真ん中下に横になっているやつに、それぞれ変貌)↓





小さな蛆が入っていることがあって、このように乾かすと、その蛆が下に落ちてデロンギの上にくっついたりしますから、ご注意を。


それ(デロンギの上におちた蛆ではなくて、乾燥したアミガサタケのこと)を食べる前に水でもどすの。もどした水は、捨てる、と言う人と、ガーゼでこして出汁に使う、と言う人がいます。山岡昌治著『山岡シェフのキノコ料理』(雄鶏社)では、出汁に使う、と書いてあります。上手く使うと、美味。


ちなみに、山岡シェフは知る人ぞ知るレストラン「マッシュルーム」のオーナーシェフ