L'Excellence



夏になってきました。きのこも、この季節の定番、ベニタケの仲間、テングタケの仲間、イグチの仲間が顔を出し始めています。イグチの仲間は、少しまだの感じ。


しばらく出かけていたので、アップが滞りました。


本日のきのこは、フランス西部の町クリソンのイタリア庭園で発見した、ヤマドリタケの仲間。





大体、大切なときにはカメラを持っていないのですが、今回もカメラを持っていなかったので、友人のケータイでの撮影になりました。


さて、酒。ロワール河下流域は白ワインで有名なミュスカデの産地。


といっても、フランス人の中には「ミュスカデ? あんなもの、フンッ」といった感じの人もいます(ボジョレーがやはりそんな反応を引き起こすことが多いですね)。


でもワイン好きの友人の案内で(ちなみに「ミュスカデ? あんなもの、フンッ」と言った二人は、フランス人だけどあまりワインの味はわからない、と自分で言っている人たち)、ミュスカデの蔵の一つ、Domaine La Haute Fevrieへ。ナントから車で約30分。


日本と違って棚ではなく、日本の桑畑みたいなブドウ畑がずっと続く地帯を通って目指す蔵へ。


今、ミュスカデの90%は、機会摘みなのだそうですが、この蔵は手摘み。


「何が違うんですか?」


「味が違いまーす」


という元も子もないお答え。余分なものが混入しないのだとか(本当かしら)。


そこで色々見せてもらって、試飲して買ったのが、L'excellence他。この蔵のL'excellenceは日本にも輸出しているそうで、私はとても気に入って、試飲なのにだいぶ飲んでしまいました(Absolutely Fabulousを思い出します)。


さて、日本に戻ってきて、今日は、田端銀座の名店「魚やす」さんからおすそ分けをいただいたイワシのオイル漬けを使ったパスタ。パスタを作るときは、私じゃなくて連れ合いが料理をするのですが、ベランダのシソとキューリとで、得も言われぬ美味な夕食となりました。


イワシは魚臭いから日本酒の方が無難かなと思ったのですが、L'excellenceがとってもイワシによくあったのでした。