フェットチーネ



さて、東京周辺ではヤマドリタケモドキの季節がやってきました。埼玉県の雑木林にて。





どうも、数日から1週間前からきちんと通っていればよかった感じで、巨大なヤマドリタケモドキが腐っていました。


他に、イグチの仲間では、ムラサキヤマドリタケ、アカヤマドリなど。この季節の常連、テングタケの仲間、ベニタケの仲間とともに、かなりたくさん目につきました。


別系統のものとしては、ヒメカバイロタケ。





ヤマドリタケモドキは、まず、スライスしてオリーブオイルとバターでソテーし(ソテーしていると何とも言えないおいしい香りがしてきます)、醤油をちょっとたらして試食。これが毎年シーズン初めの最初の食べ方。


今回は大量に採れたので、贅沢にクリームソースのパスタ(パスタはフェットチーネ、生パスタだと最高です)。


用意するもの(二人分)。

  • トマト2個
  • バジル適量
  • 紫バジル適量
  • 紫蘇4枚とか
  • ミント適量
  • 蕪の酢漬け適量
  • パセリ少し多めに
これは、サイドディッシュのサラダにします。オリーブオイルをかけて、お酢のかわりに蕪の酢漬けをあえてみてください。


パスタの方は、次のとおり。やはり二人前。
  • ニンニク二片 スライスします
  • ヤマドリタケモドキ 写真のようなものを3本から5本、お好みに応じてもっと、ぎょっとするほど大量に使っても全然OKです スライスして適当な大きさに
  • 生クリーム(45%以上とかの濃いやつ・必要なら牛乳を足します)
  • パセリ みじん切りにして心持ち多めに
厚手のフライパンにオリーブオイルとバターを熱し、ニンニクを入れます。焦がさないように。油がまわった程度のところで、ヤマドリタケモドキを入れます。火は適度に調整して、ヤマドリタケモドキも焦げないようにニンニクと混ぜつつ炒めます。ヤマドリタケモドキは結構縮みます。このとき、とてもよい香りが出てきます。塩で味を整え、生クリームをまわしかけてパセリを入れて温めます。少し沸騰させても大丈夫。これでヤマドリタケモドキのクリームソースは出来上がり。


ちなみに、私たちはどのくらいヤマドリタケモドキを使ったかというと、写真のかご盛りの半分くらい。しっかりした中型のものを4本程度でしょうか。





平行して茹でていたパスタを皿に盛り付け、ヤマドリタケモドキのクリームソースをかけて、よくからませていただきます。あの(というのは卑怯ですが)芳醇で濃厚で甘いような思い出しただけで喉の奥からよだれが出そうな香りと味を楽しみましょう。