ナカグロモリノカサ
ハラタケの仲間で一番身近なのは、スーパーで買える、マッシュルーム。ブラウン・マッシュルームやホワイト・マッシュルームなど、日本でも少し種類がこのところ増えました。
でも、おーきなマッシュルームは手に入りません。これが、一番おいしいのだけど。
マッシュルームの仲間は、ヒダがさび色になるから、ちょっと売りにくいのかしら。
今日のきのこは、そんなマッシュルームの仲間で、ナカグロモリノカサ[Agaricus praecralesquamosus]。
これも撮影は7月半ばなので、約一月遅れの掲載です。
このきのこは、毒です。学研『日本の毒きのこ』によると「腹痛、下痢などの胃腸系の中毒を起こす」とあります。
まあ、そんなに食欲をそそるきのこじゃないので、誤食することもないと思いますが。
柄の下の方が傷つけると黄色くなるのが特徴。
むかーしむかし、そのむかし、エーコクの地で、ハラタケの仲間を(他人の家の庭で)採ったことがあります。
ナイフで縦に割ると、柄の根元のところが、レモンイエローに変わるの。
それは、Agaricus Xanthodermusで、Yellow stainerとかYellow-staining mushroomと呼ばれるものでした。これもやはり毒きのこ。
ハラタケの仲間(ヒダがピンクからさび色になって、ツバがある)で、黄色みを帯びるものは避けたほうがいいようです。
鎌仲ひとみ監督の映画『六ヶ所村ラプソディー』。
8月これからの残りは、東京のほか、新潟県三条市、兵庫県三田市・川西市・篠山市で上映するようです。
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