キチチタケ



土曜日だというのに、きのこ観察にも行かず、なぜか家にいます。


ベニタケの仲間のきのこは、律儀に毎年顔を出すものが多くあります。


でも、軽くてボソっとしているせいか、ハツタケやアカモミタケを除いて、あんまり見向きもされていないような・・・・・・


本日のきのこは、キチチタケ[Lactarius chrysorrheus]。





お写真は、被写界深度を調整せずに撮ったダメ写真の典型ですが、ご容赦を。


ちょっと見、アカモミタケに似ています。傘には、すこーしの「かすり」があって、なかなかいー感じ。


ウラベニホテイシメジにも「かすり」があって、これもいー感じです。


それでは、どーして「キチチタケ」って言うの?


それは、傷つけると黄色い乳液を出すから。





これを、チチタケの乳液と比べてみましょう。


キチチタケの乳液は、黄色いです。だから「キチチタケ」(当たり前、ですね(笑))。


教育基本法の改悪を止めよう 全国連絡会というのがあります。


私は、教育基本法の「改正」に賛成できません。


それぞれが持つ価値の点から判断することを抜きにしても、今の議論は、教育の目標は何か、現在は何がいけないのか、いけないとすると何が原因なのか、という、基本的なところそれぞれについて、明らかにされないまま、単に心情的に話が進んでいます。


「改革」「改革」といいながら、改革疲れで色々なものが疲弊するのはよくあること。これは、実質がなく、ただ「改革のポーズ」をとるだけに終始するときに、よく起きます。


今回の教育基本法改正案は、最良の場合でも、そうしたポーズで現場をめちゃくちゃにするだけ(どちらかというと「保守」的な校長先生たちの間でも、過半数をはるかに超える人々が今回の「改正」に反対しているのは、そうした危惧が現場の実感としてあるからでしょう)。


それにもかかわらず「改正」を押し進めようとする人たちには、何か別の意図があると考えられます。


小泉政権では「改革」といい、国の借金削減と言いながら、実際には膨大な借金を積み重ねました。


一方で、ますます大きな貧富の差を生み出しながら。


さて、お料理。


キチチタケは、「味は辛い」、「胃腸系の中毒を起こす」と『日本の毒きのこ』にあります。


山と渓谷社『日本のきのこ』には「生食は中毒する」とあります。「多少辛味があり、強火で炒めるとよい」とも。


つまり、要注意。


お料理は、まー毒なら無理して食べなくても。だから、なし、なのですが、キチチタケじゃなくて、アカモミタケやハツタケのような、ちゃんと食べられるものは?


どちらも、炊き込みご飯だと、よく味が出ます。アカモミタケは火を通すと歯ごたえもナカナカになりますが、ハツタケはやっぱりちょいボソボソ。


まー、歯ごたえは忘れて、ミンチにして出汁を味わうのが基本でしょうか。


でも、アカモミタケならば、ただ塩焼きにしても、かなり美味でイケます。