キタマゴタケ



夏のきのこテングタケの仲間編もそろそろ終わりに近づいてきました。忙しくて山にいけず、写真のストックが減ってきたためです。


さて、写真はタマゴタケの亜種でキタマゴタケ[Amanita hemibapha subsp. javanica]。26日に紹介したタマゴタケと同じ7月中旬、秩父地方での撮影です。


タマゴタケより少し珍しいものですが、チャタマゴタケというもう一つの亜種よりは、よく見かけます。少なくとも、関東周辺では。





このきのこは、タマゴタケの亜種ですから食べられるのですが、「毒」ネタに入れたのは、これと見かけが似通った猛毒のタマゴタケモドキ[Amanita subjunquilea]があるため。


タマゴタケモドキにはまだお目にかかっていませんが、図鑑の写真などでは結構似ていて、しかも、1989年に北海道ではタマゴタケモドキによる中毒死が発生しているとのこと。


注意しましょう。まー、いずれにせよタマゴタケなんかはそんなに美味しくないので、色とかたちの鑑賞にとどめておいた方が安全です。


タマゴタケに次いで、キタマゴタケも、傘の周縁にあるシマシマをアップでお見せします↓





これもまた、美しいですね。