酒屋の古酒



自宅からほど近い酒屋さんで、7年ものの古酒を見つけました。金沢の福光屋が造っている「百々登勢」(モモトセ)などとは違い、その酒屋さんで、新酒をとっておいて、古酒になったもの。


銘柄は広島県呉市の三宅本店の「千福純米大吟醸しぼりたて(!)」で、1997年のお酒。今は2004年だから7年ものの古酒、と言うことになります。気になるお値段は4号瓶で1890円。


それで、味わいは???


やわらかな上質の紹興酒と、フルーティで馥郁たる白ワインから甘みを抜いたものに、わずかに蒸留酒の程良い強さを加え、日本酒の味わいを残したもの、といった感じ。福光屋の「百々登勢」10年(これは確か500ミリリットルで5000円)よりも少しやわらかな味でした。


さて、おつまみは、ター菜とアワビタケオオヒラタケ)[Pleurotus abalonus]、水で戻した中国の棒湯葉を炒め煮風にしたてあげ、それに茶色いひょろひょろエノキタケを使ってつくったあんをかけたもの。


そのとき使ったアワビタケとエノキタケの写真は、これ↓。





きのこの味としては大きく開いたナメコのほうが市販のつぼみのようなナメコよりも美味しいけれど、大根おろしにはつぼみのナメコが合うように、エノキタケも天然物が圧倒的に美味しいけれど、あんかけのあんに使うには、写真のような茶色ひょろひょろ型が結構よくあいます。


面倒なので細かいレシピは書きませんが、だしは鰹節でとりました。また、鷹の爪を少々多めに入れて、少し辛みをつけ、酒のつまみ(つまみというには本格的料理すぎるのですが)風を強調してみました。