キノコと水虫

スミレウロコタケ



本ブログのリンクリスト「その他」(右下)に「足の裏の茸」へのリンクがはってあります。何ででしょう?


どちらも、きのこだから。ちなみに、英語では、きのこは「fungus」、水虫も真菌なので「fungus」。ちょっと気持ち悪い気もしますが。


といってもにわかには信じがたい方々のために、とーっても水虫っぽい茸(逆じゃなくてよかったですねぇ:茸っぽい水虫だと、さすがに怖い)を一つご紹介します。


たぶん、スミレウロコタケ[Laeticorticium roseocarneum (Schw.) Boidin]。弱った木や少し大きめの落枝などで、ときどき見かけます。この写真は2004年12月11日。東京都文京区の占春園にて。


わりときれいなすみれ色。少し大きな写真を掲載しましょう。





昔、ほっぺたに「しらくも」を持った子どもたちが普通にいました。あれも「fungus」。もちろん、インキンやタムシも「fungus」で、できる場所が違うだけ、のようです。


いずれにせよ、スミレウロコタケなんかは、茸というよりは、木にできた水虫のようにも見えますね。


とはいえ、人間にはとりつかないようです。色々選択的に体から茸を生やすことができれば、茸を使ったボディ装飾みたいなこともできるかも知れませんが・・・


 その朝[あした]
 君にスミレウロコタケをささげんと思い立ち
 つみたるスミレウロコタケ
 帯にいとあまたさし入るれば・・・


なんていうと、マダム・キノコモールのような気分。