クレマ・カタラナ



イグチの仲間、テングタケの仲間、ベニタケの仲間が夏に見られる大型菌ですが、小さなきのこも梅雨前くらいから夏に、たくさん生えます。


その一つ、アラゲコベニチャワンタケ[Scutellinia scutellata]。これで直径が5ミリくらいかしら。縁に毛が生えていることが、名前の由来です。





もう一つ、小さな生えかけのきのこ。これはそこそこ大きくなるかも。





さて、私は甘いものが好きです。プリンは昔はときおり自分で作っていましたが、結構おいしいのが簡単に手に入るので、あまり作らなくなりました。


その代わりに自分で作るのが、クレマ・カタラナ。卵の黄身だけを使って、牛乳とお砂糖で弱火でゆっくりかき混ぜながら焦げ付かないようにして、ムースというかクリームというかカスタード状になったら火を止めます(ドキっとするほど、お砂糖)。


平らなお皿に盛り付けて、冷やし、食べる直前にお砂糖を表面にかけて、バーナーで溶かして、出来上がり。


バルセロナのランブラ通りから海を見て右側にある、海に近い方の小さな汚い路地を入って100メートルくらいの右側に、お昼時だけやっている地元の人々のためのレストランがあったのですが、そこのクレマは美味でした。


今はもう、ありません。


地元の人も入っている、昔ながらのタパス・レストランには大体、クレマは置いてあって、それなりに美味。


少しお金を出すならば、旧市街海を見てランブラスから左側の奥にあるPITARRAという少し入りにくいレストラン。季節によってはセップ(ヤマドリタケ)ソースの魚料理があって美味しく(ただし量は膨大です)、そこのクレマ・カタラナは甘さも絶妙で、大変美味です。