リスボン包囲の記録
ジョゼ・サラマーゴによる『リスボン包囲の記録』という小説があります。
主人公(?)の校正者が、たとえばニーチェの「God is dead」を「God is not dead」に修正したりと、興味深い内容。
さて、本日のきのこは、オニグルミの木に生えたサルノコシカケの仲間と、キクラゲ。どちらも高所なので、細かいことはわかりませんが。
そして、yakamochiさんからのバトンをちゃんと受け取るかたちで、お題はきのこ。
いちばん好きなきのこは?
食べるなら:料理によって違いますが、天然のエノキタケ・ムラサキヤマドリタケ
採るなら:ハナイグチ
観察するなら:小さいきのこ全般・ノボリリュウ
おすすめのきのこの本は?
学研『日本の毒きのこ』
池田良幸『北陸のきのこ』
『日本のきのこ』(山と渓谷社)
小川真『きのこは安全な食品か?』(築地書館)
本郷次雄と幼菌の会『きのこ図鑑』(家の光協会)
お気に入りのきのこ採りスポットは?
秩父・東京小石川植物園・六義園・東大本郷キャンパス・川越・千葉県周辺
よく夢に見るきのこは?
食べるきのこ:ムラサキシメジ。いつも同じ独特の重く暗い不吉な味で登場。
採るきのこ:ヤマドリタケ。巨大だけど、やはり何か不吉な影をともなう。
アミガサタケ。いつも少し古くなりかけた、不吉な感じ。
最近、きのこについて、不満なことは?
出版業界全般の、編集力・校正力不足のために生ずる不当なきのこへの虐げ。
例:http://www.asahi.com/travel/porepore/TKY200605260299.html
「近所の病院で人間ドッグを受けたときのことである。」
完全な編集校正の見落とし! 正しくは・・・
「近所の病院で人間ドックを受けた。きのことである。」
ひらがな続きでわかりにくい場合は、
「近所の病院で人間ドックを受けた。きのこと、である。」
とすべきでしょう。
http://allabout.co.jp/guide_interview/family/storage.htm
「独立してハウスメーカーの企画に携わったときのことです・・・」
→「独立してハウスメーカーの企画に携わった。きのことです・・・」
これも、話し手の意図を汲んで、
「独立してハウスメーカーの企画に携わった。もちろん、きのことです・・・」
と色合い豊かにするのが専門家、とゆうもの。
校正者のみなさん、どうか、頑張って下さい!
というわけで、バトンは:
id:popples さん:「製本と装丁」
id:doublet さん:「石」
でお願いします・・・
わけわからないけれど、おねがいします。いいのでしょうか・・・