小さきものたち



季節はずれの梅雨。東京都内の公園では、柄と傘をもつ小さなきのこたちがどんどん顔を出しています。


小さなきのこたちの同定には、顕微鏡や試薬が必要なのですが、もう20年来、そんなことができる環境にありません。


ですから、これから紹介するものの識別同定は、疑問つきで、受け取って下さい。


最初は、ヒメヒガサヒトヨタケ[Coprinus plicatilis]。





学名のCoprinusは、ヒトヨタケの仲間をさします。


この仲間には、ヒトヨタケのように、お酒と一緒に食べると悪酔いするような毒性分があって、その毒性分は、コプリン(かわいい!)。


アルコールをアセトアルデヒドまでの分解で止めてしまうようです。


また、ヒトヨタケの中には、「ネナガノヒトヨタケ」とか「ウシグソヒトヨタケ」とか、足がすーっと伸びるものがあります。


なかなか、美しいもので、ちょっとした木々の中にすっと立っている様子が写真に出ていれば、と願います。


それにしても、今日は東京は30度近くまであがるとのこと。


ヨーロッパではメキシコ湾流の衰えで、厳寒の冬と酷暑の夏が繰り返されるし、日本は季節はずれの梅雨だし、地球生態系・環境の急激な変化をひしひしと感じてしまいます。


共謀罪は、19日(金)の強硬採決はなかったようで、小市民としては、ひとまずよかったーという感じ。