カイガラタケ



冬になって、とくに雨がないときには、山には「硬い」きのこしか見られなくなります。雨があれば、エノキタケやヒラタケなども見られるのですが・・・


最近ではなく、10月末の撮影ですが、カイガラタケ[Lenzites betulinus]。サルノコシカケのお仲間ですが、裏側が、穴ではなく、ヒダ状です。





このくらいになると、被写界深度をちゃんととらないと、やっぱりだめですね。


めずらしいきのこではありませんが、ふつうは扇型です。これは、生えている場所の関係で、円形に近くなったもの。上から見ると↓





昨年もまた、いろいろなことがありました。


気になったのは、耐震強度偽造。ヒューザーのマンションを買った人たちに、ある程度の責任があるという論調が、立場や背景を横断して、広い範囲で見られること。


「あまりに格安だから疑ってしかるべきだったのでは」という気持ちを持つことは、わかります。けれども、それは公に語られるべき「責任」とはまったく別のこと。


その区別をつけないと、法の原理や社会的責任の概念さえ、くずれさってしまう恐れがありますが、メディアの一部でも、インターネットでも、区別なしの論調が少なからずあるのは、率直に言って、驚きでした(というと現実を知らないと言われるのですが)。


カイガラタケは、たしか制ガン作用があるのではと話題になったことがあります。たぶん、ちゃんとわからなかったのでしょう。立ち消えになりました。