ヤマドリタケモドキ
以前、ヤマドリタケに言及したことがありました。
フランスやカタロニア、カスティリヤでセップ、英国でセップあるいはペニーバン、ドイツでシュタインピルツ、イタリアでポルチーニと言われる超人気のきのこ。
ヤマドリタケモドキ[Boletus reticulatus]は、それに極めて近いきのこ。
イグチの仲間らしく、傘の裏はヒダではなくスポンジ状の管孔。
ヤマドリタケよりも香りが薄いですが、逆に上品とも言える、なかなかの名菌です。
ただ、夏のきのこなので、虫が入りやすい、また、キノコ採りのとき蚊にさされやすい、などの欠点があります。
いつも単純ですが、オリーブ・オイルあるいはバターでソテー。塩・コショウをして、最後に醤油を一滴。
たくさんとれたときは、適当にスライスして乾燥させること。
乾燥させたものは、水で戻して、あるいは乾燥したものをミキサーで粉にして、スパゲティーのクリームソースに混ぜ込んでもよし、です。