苦くて苦くて



とっても立派なきのこ。その名をニガイグチモドキ[Tylopilus neofelleus]と言います。写真の個体は、柄の太さが5センチくらい、高さは20センチくらいでした(比率が合わない? 誤差だと思って下さい)。





立派なかたちで、肉厚で、いかにも美味しそう。


というわけで、一度、小さな個体を採ってきて、スライスして、ソテーしたことがあります。


驚いたことに、焼いているときに、とてもよい香りがたちのぼって。


でも、当たり前ですが、強烈な苦さ。むろん、だから「ニガイグチ」の名が付いているのですが。味見するどころではありません。


さらに、このきのこを焼いたフライパンにまで、この苦さが残って、よーく洗わないと使えない状態になりました。


ものの本では、誤って料理に入れると、もう全部が苦くて苦くて、食べられなくなるそうです。


電通風に言うと、この苦さ、納得の一品(逸品じゃないけど)。