ウスキテングタケ



さて、そろそろ夏のきのこテングタケの仲間編」は本当に一段落です。


今日紹介するのは、ウスキテングタケAmanita gemmata]。





ちょっと写真がショボくて見にくいけれど。2005年7月20日、川越産です。


学研の「日本の毒きのこ」を見ると、毒成分は、イボテン酸、ムシモール、スチゾロビン酸、スチゾロビニン酸、溶血性タンパク。


中毒症状は、「軽いムスカリン中毒のように、発汗、意識混濁などを起こすが1時間程で回復する。また嘔吐、下痢などの胃腸系の症状も現れるが2〜3日で回復する」とあります。


一方、グラフ青森刊の「青森のきのこ」では、北米で死亡例もある猛毒菌となっています。


きのこの本を経年的に調べると、以前は「食べられる」とか「無毒」と言われていたものが「毒」「注意」にかわっていたりすることが結構あるので、ご注意を。


最後に、傘についたイボイボと微妙な傘の模様をお楽しみ下さい。