パンと遺伝子組み替え種子の強制



このページを始めるときには、きのこを見る目から社会的なことも、というまったく凡庸なクリシェ的考えを恥ずかしげもなく遂行しようと思ったのですが、なかなか社会ネタになりません。


グータラな性格のためのようです。今回は、偶然みつけた、おぞましい社会ネタ。


しばらく前にパンの型を買ったので、うれしくてパンを型で焼いてばかりいたのですが、やっぱり、型に入れない方が好き、ということで、型は結局あまり使わなくなりました。


型に入れないパンは、こんな感じ↓





このパンは、ライ麦で起こした酵母を使った、ライ10%、小麦全粒粉90%のカンパーニュ風。最近は、酵母が強くなって、安定して美味しいパンができます。


と自慢していたら、パートナーが、「小麦粉とかライ麦粉は、無農薬とか遺伝子組み替えでないのとか、フェアトレードとか探せば」と、傲慢に言い放ったので、調べていたところ、恐ろしい話を発見しました。


何と、米軍が占領しているイラクで、農民が、5000年のあいだ先祖から引き継いできた種子の使用を禁じられ(それも「連合軍暫定統治機構」が決めた規則でむりやり)、遺伝子組み替え種子を米国の企業から買って使わされている、という話。


その記事はこちら。他にも探すといくつかあります(英語では詳しい記事もありました)。


大雑把な感覚的物言いはあまり好むところではありませんが、記事を読んで、人類の歴史上、何か本当に終末的な、おぞましい事態が、「民主主義」とか「自由」という言葉のもとで、米国主導で進められている、非常に不快な感じを抱きました。


夏のきのこががんがん出始めています。ぼちぼち紹介していきます。