耳たち
『影たち』という小説があります。ジンバブエの作家チェンジェライ・ホーヴェの作品。日本語訳はスリーエーネットワークから。
ベラスケスの有名な作品ラス・メニーナスは日本語では『侍女たち』。プラドの一室に場を占めていて、今年の2月、久しぶりに見てきました。
そして今日のきのこは『耳たち』。何の脈絡もないのですが・・・
東京周辺では冬晴れの日が続き、きのこもあまり見られないので、夏に移した写真のストックからご紹介するものです。
2005年7月末、奥多摩地方で撮影。本名(?)は、ミミブサタケ[Wynnea gigantea]。チャワンタケとかに近い感じのきのこです。
このミミブサタケ、ピンッと指ではねてみると、モクモクっと煙が立ち上りました。胞子をとばしているようです。
一緒につれていた犬が「なになに? なにがあるの?」と突進してきて、踏まれないように犬をブロックしながらの撮影。
ミミブサタケを見るのは3度目。
写真を撮すようになってから、これまでよりも多くのきのこが目につくようになってきました。あっても見落としていたことが多かったのかも知れません。