ウラグロニガイグチ



ベニタケの仲間がたくさんたくさん出ています。数年に一度しかあえないルリハツタケも、今年はたくさん出ています。


テングタケの仲間は、ちょっとだけ出ています。例年お目にかかれるタマゴタケはほとんどなく、梅雨の遅れが影響したのかしら。


イグチの仲間も、例年この時期には見ることができるホオベニシロアシイグチやキアミアシイグチ、ヤマドリタケモドキやムラサキヤマドリタケは目につきません。


いくつかあったイグチの仲間の一つ、ウラグロニガイグチ[Tylopilus eximius]が今日のきのこ。





傘の裏(いぐちの仲間ですからスポンジみたいな感じ)が黒い(といっても茶色系)ので、この名があります。


横から見ると・・・





こーんな感じ。柄は灰色っぽいような葡萄色っぽいようなで、小さな黒い点々がたくさんついているように見えます。


昔は、「見かけが悪いので食欲はそそらないが実は美味なきのこ」などと図鑑に書かれていました。でも、人によってはひどい消化器系の中毒を起こすことがあるそうで、要注意。


『日本の毒きのこ』(学研)には、「胃痛、腹痛、生あくび、嘔吐、悪寒nなどの中毒を起こす」とあります。