コガネタケ



コガネタケ[Phaeolepiota aurea]。40年ほど前の思い出があります。


車で家族・家族の友人たちと出かけた帰り、道ばたに群生していました。その夜、カレーに入れて食べたのが、いと美味だったこと。


それから家族でずいぶんと探したのですが、ずっと見つからず・・・・・・でも、30年程前からは、しょっちゅう見かけるようになりました。


採るともなく、ただ散歩をして見かけます。ときおり、け飛ばされて倒れています。道ばたの、人が歩くところに生えているためです。


写真は、大雨のあと、やはり人が倒したのか、何らかの力で倒れたのか、倒れていたものを並べて写したもの。





この写真は「典型的」なコガネタケからはちょっとはずれた感じです。


大型で、傘(若いうちは全面)に金色のきなこをまぶしたようなきのこ


図鑑では、「金色の粉であたるのでそこは洗い落とすよう」とか、「黄色みの強い種類であたることがある」といった説明があり、要注意。


味としては「汗くさい」という記述を結構見かけます。そーいえば、ちょっと。


私の経験では、秋9月から11月まで、年によってずいぶんと生える時期がずれます。


Giuseppe Pace Mushrooms of the World (L'Atlante dei Funghi)によると「食べられるけど、マーマー(mediocre)」とのこと。


また、オオワライタケ[Gymnopilus spectabilis]に、ちょい似。オオワライタケは切り株とかに生えるけど(実はイギリスではよく見かけましたが、日本では一度しかオオワライタケは見てません)。


なので、どっちにしても、気を付けましょう。