ミヤマタマゴタケ



40年近く前、北の森でときおり見かけました。標本も作ったことがありますが、その当時は、どの図鑑をみても、載っていませんでした。


それが、本日ご紹介のミヤマタマゴタケ[Amanita imazeki]。


秩父の少し高いところ、今年10月8日の撮影です。





図鑑によっては「ミヤマドクツルタケ」等の名前で出ています。「標準和名」はミヤマタマゴタケのようですが、私もミヤマドクツルタケのほうがなじみ深いです。


特徴を、いくつか。


  • 大きい。この写真の個体で高さは20センチを少し超えています。
  • 傘の周辺に線条のすじが放射状にあります。これは、タマゴタケキタマゴタケと同じ。
  • 柄は白くて、つばがあります。これは猛毒のドクツルタケやシロタマゴテングタケ、毒でないタマゴタケ、キタマゴタケなどと同じ。
  • 根元には、写真では見えませんが、つぼがあります。これもやはり、猛毒のドクツルタケや、毒でないタマゴタケ、キタマゴタケなどと同じです。


ミヤマタマゴタケは、毒あるいは猛毒と記載されている図鑑、食毒については書いてない図鑑などがあるようです。


どちらにしても、この仲間は致命的な猛毒菌が多いので、食べない、というのが安全。